2021年 09月 19日
消防ポンプ車、刷新
令和3年9月19日。
加賀市消防団第4方面山中第2分団の消防ポンプ車が新しくなりました。
いすゞ自動車製の車体をベースに(株)モリタによるポンプ車化された車体は、新機構が沢山盛り込まれていて、すぐには使いこなせない感じがしました。
だんだんと新しい仕組みを理解して自分のものとしていくことが難しくなっているなと感じます。
平成9年に配備された旧ポンプ車はトヨタ自動車製のランドクルーザーベースの、今見てもイカスフォルムでカッコいいです。
マニュアルトランスミッションにトランスファーレバーにポンプレバーなど、手動操作が沢山あったこの車体は、私が分団員になった時からあったもので、愛着があります。

他の分団員もこの車体との別れを惜しむのか、最後の最後まで寄り添う姿が見られました。
24年もの長い間、お疲れさまでした。
この後にどんな運命を辿るのかは全く知る術がありませんが、各部の経年劣化やポンプパワー低下など現代日本の基準に満たない性能とはいえ、まだまだ使える筈ですので、遠い異国に買われて行って活躍するのではないかと勝手に思っています。
新車を買うと神社仏閣に出向いて無事故や交通安全の祈願をするのが一般的だと思いますが、今回の新しいポンプ車は消火防災活動に使われる機械ですので、一般の自動車とは危険に遭遇する機会が段違いで多い宿命があります。
ですので、分団員が適当に神社に乗り付けてお賽銭を入れて手を合わすということは行わず、宮司様によるちゃんとした入魂式執り行うこととなりました。
場所は山中座、加賀市防災のリーダーである宮元市長も参列し、山中選出の田中県議、加賀市議会から議長と副議長、第2分団の後援会とも言える山中温泉地区まちづくり推進協議会から会長、他関係各所から多くの参列を頂き、その中での入魂式は、宮司と巫女による厳かなものでした。
その後の祝賀式では、宮元市長はじめ来賓の方々から祝辞をいただき、最後は人前で話すのが苦手な分団長の熱心な謝辞で締めくくり。
山中青年団による獅子舞も行われ、拍手をもって終了となりました。
入魂式~祝賀式の間は写真を撮れる立場になかったので、前日の準備段階の写真を一枚。

山中座の檜舞台を傷つけないようにという配慮は山中スタンプ会で学んでいたので、山中座の職員の方との連携もスムーズに運び、ノントラブルでの設営と撤収ができました。
何でも経験しといて無駄はないですね。
祭壇の写真を撮っていいのかという声が聞こえてきそうですが、降神前なので大丈夫っぽいです。
さて、祝賀式の後は外での初放水。

なんて爽やかな秋晴れ!
いや、なんならもう暑い夏みたいなお天気でした。
お獅子3体の絡み獅子。

もっと飛び散るのかと思って見物のお客様に移動をお願いしたのですが、実際の放水はそれほどでもなかったです(^-^;
水圧がどうこうよりも偶々具合よく強い風が吹いてくれて、水が拡散しないようになってました。
なんだか優しい世界でしたね。
さて、どなたかの祝辞にもありましたが、このポンプ車も消防団も活躍の機会が無いことが地域としては平和であり望ましいことなのだ。
火の用心、火の用心。
by matta_no_komeya
| 2021-09-19 20:13
| 消防団ごと
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