2020年 11月 20日
22/7ファン

デジタル声優アイドルグループ「ナナブンノニジュウニ」
近頃の生活は彼女たちのコンテンツと共にある。
これまで色々な物事にはまってきてはいたけれど、アイドルグループというのは全く未知の領域で、まさか自分が…と思いつつも連日彼女たちのTwitterに目を通し、公式サイトで新しい情報をチェックし、Youtubeで未視聴コンテンツを探している。
そしてリズムゲーム「22/7音楽の時間」通称ナナオンにも手を出して、リズム感に乏しいオッサンがせっせとライブに挑んでいる。
当に消費者である。
なぜこうなったのか???
自分でも不思議だったので、まだ記憶が鮮明なうちにちょっと整理してみたところ、事の始めは今年1月に始まったアニメだった。
一年を4期に分けてクール構成されている今のテレビアニメコンテンツの一つだったわけだ。
その絵柄が気になって、ちょっと調べたらキャラクターデザインが堀口悠紀子さんではないですか。
京アニ作品で彼女がデザインしたキャラクターの魅力を知ってしまっていたので、これは見なければ、と思ったのが最初ですね。
動機はホントそれだけでした。
一話、二話、三話と視聴するうち、登場人物一人一人の物語になっているんだなと分かって、乗りかかった船だし最後まで見るか、となった。
富山県出身の戸田ジュン回で迂闊にも涙腺を緩まされしまって、華やかに見えるアイドルだけど、その背景には言うに言われぬ苦悩があんねんなぁ、と思うに至り。
ネットで検索すると、既に山のようにコンテンツがあって、youtuberもやってるしラジオもやってるしコンサートライブもやっていることを知る。
そしてアニメに登場するキャラが綺麗に動いてダンスするMVに関心してしまった。
これが好きになっちゃって、毎朝出勤前に視聴するようになる。
この「シャンプーの匂いがした」はセカンドシングル。
ファーストシングルは「僕は存在していなかった」
この2曲がアニメ3話で使われていて、何気にいい曲だよなーと思ってたら正式に発売されていたという、順序が逆に頭をかく。
しかし、これ、本当に手がかかっている。
どういうプログラムで踊らせているのかと思ったら、それぞれのCV担当の中の人が実際にダンスしてモーションキャプチャーで動きを読み取って動かしているというではないか!
そんなの一昔前なら巨額の予算を使ったハリウッド映画でなきゃできなかった技術ですよ。
秋元康 総合プロデュースのデジタル声優アイドルプロジェクト【22/7】
その存在はこの時点ではまだ広く知られていなかったのかもしれないけれど、彼女たちを支える基盤は分厚く抜かりのないものだったのだろう。
二次元キャラが巧みに動いているバラエティー番組「22/7計算中」を見つけてまた関心。
2018年に8人のキャラそれぞれが主役の1分ちょいアニメ「あの日の彼女たち」みつけて丁寧なその作りに感激してしまった。
ここらへんまでは、興味は中の人よりもアニメというか二次元キャラの方に向いていた。
ところが、今年発表された6thシングル『風は吹いてるか?』をきっかけにして、急に関心を持つことになる。
5月に配信が始まったリズムゲームのテーマソングで、とてもキャッチ―な曲とダンス。
これまで通りの二次元キャラが三次元CGで動いて、合間に入るアニメは堀口さん。斎藤と滝川が握手しているカットの手の描き方がとても堀口さん。
そしてコロナ禍が始まる。
人が集まれない事態に、アニメもアイドル活動も先行き不透明どころじゃない、お先真っ暗になってしまった。
しかし、自粛自粛で閉塞感たっぷりだった7月、彼女たち自身によるナナニジ初の中の人MVが、唐突に公開された。
この気迫!!
アニメ版では表現できていなかった手指の表現が加わり、緊張感が凄かった。
「何?この子たち、めっちゃカッコイイ」
そして何度も何度も見るうちに、センターの西條和さんのダンスに魅了されてしまうのである。
一瞬も崩れない姿勢、指の先まで神経を張り詰める正確な動作、そして立っているだけで絵になってしまう姿形。
華奢な女の子なのに、とんでもない体幹をしている印象。
それから、実写版の映像を漁るようになる。
そしてこの曲に出会うのである。
「やさしい記憶」
ポニテの西條和さんが真ん中でユラユラする・・・・
ニコリともせずに真正面を見据えて全身で表現する・・・
曲もすっごく好きで、完全にツボりましたわ。
そして11人がフルメンバーだと知って、その経緯や個性が気になっていく。
興味を持ったことに現代のネット社会は次々と情報を与えてくれる。
知れば知るほど11人全員に興味が湧いてしまって、気が付いた時には配信コンサートのチケットを発売日に購入するまでになっていた。
華やかなアイドルの世界だけど、そこには私なんかじゃ知りえない紆余曲折がある。
11人が揃うことがどれほど素晴らしいことなのかを実感したのが今年9月のアニバーサリーライブだった。
去年の暮、一人が卒業し、新メンバーが入り、体調不良で二人が休養し、そんな中、悲願だったアニメが始まり、コロナ禍で自粛・・・。
新メンバーの詩ちゃんが、加入前の楽曲をマスターしている!
最年少みんなの妹れったんが自信ある表情で帰ってきた!
破天荒乙女のみずはんがパワーアップして帰ってきた!
このコンサートは昼夜の二部構成で、セトリががらっと違っていて、いつの間にやら彼女たちの持ち歌が30曲を超えていたのねとびっくり。
パフォーマンスを見てしまうと、その曲がA面になってしまう。
だから好きな曲ばっかになってしまう。
今はコロナ禍でファンと直接交流するイベントはできないけれど、かつてやっていたような握手会やハイタッチイベントなどが開催されたら行きたいと思うに至っている。
幸いなことに、家内も一緒になってファンになっているのだ。
新しくなったテレビは無線LANが付いていて、単独でyoutubeが見れる。
毎日のように「やさしい記憶」から始まって、振付映像や過去のライブ映像やMMDが映し出される我が家のテレビ・・・。
サリーちゃん!可愛い! と始まり、
詩ちゃん!可愛い! に変化して、
るりちゃんの纏ってる雰囲気が凄い!とか言うようになった。
部屋でこっそりパソコンに向かう必要がないこの状況。
我が家ではナナニジファンが公式なのである。
いやはや。
by matta_no_komeya
| 2020-11-20 22:05
| 自分ごと
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