2019年 06月 12日
機動戦士ガンダム THE ORIGIN(NHKで放映中)

NHK地上波で日曜日の深夜に「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星」が放送されています。
第一回は4月29日だったかな?
前回で第七話まで進みましたが、
まあ、
これが、
その、
ひじょーに、面白いんですわ。
52歳のわたくしは、所謂ファーストガンダム世代でありまして、それも同級生の中でもかなり夢中になってたクチなのであります。
テレビ版は勿論のこと、劇場版もⅠ、Ⅱ哀戦士、Ⅲめぐりあい宇宙すべて金沢香林坊にあった映画館に観に行きました。
哀戦士の時は前売りチケットの変わり版であるグループ鑑賞券を購入しまして、これが4枚綴りのチケットが一枚のイラストで繋がっているというもの(だったと思う)。
この劇場版が作画の改正がされていて、キャラデザと作画監督をされていた安彦良和氏の虜になったわけですわな。
テレビ版では今で言うところの作画崩壊が度々起きてまして、でもその裏事情は宇宙戦艦ヤマトという大人気アニメの陰で苦悩を重ねたガンダムスタッフの悲劇的な内情によるものでして、当時から作画監督をされていた安彦氏は心臓病になってしまって長期入院で制作から離脱してしまっていたというもの。
物語そのものの生みの親となる富野ヨシユキ氏が原画を描いた回もあったという異常事態の連続だったそうです。
劇場版はⅢのめぐりあい宇宙で殆ど描き直しといっていいほど手を入れられており、セイラさんの入浴シーンでドキドキして、キシリアって本当は美人だったのねと驚いて、地味なミライさんが実は可愛い乙女なんですが、それが説得力ある魅力的な作画で表現されていたんですよ。
まー、良かったわけですよ。
でね。
その安彦氏の作画がですね、この機動戦士ガンダム THE ORIGINでは徹底して守られているんです。
凄腕の原画スタッフが複数いて、ご老体となられた安彦氏は監督という立場なので、作画のチェックまでは行き届かないはずなんですけど、見事なまでに安彦タッチが守られている。
これがねぇ、もう、なんと申しましょうか・・・・最高なんですヨ。
目のご馳走。
うん、たまらんのです。
このアニメには原作マンガがあるのですが、それを手がけたのが安彦良和氏ご本人。
それを参考にしているせいもあるのでしょうけれど、まー素晴らしいですわ。
そしてシャアのCVを担当された池田秀一さんがそのままキャスティング!
アムロのCVも古谷徹さんがそのままキャスティング!
当時の声優さんの中には既に他界された方もいらっしゃるので、これだけでも有り難い(T_T)
前回放送の第七話ではララア・スンが登場!
高校生の頃に安彦氏の絵に憧れてよく真似て描いていたのを思い出しました。
当時のガンダムを知っている人は勿論、まったく知らないという人でも楽しめる内容となっています。
登場人物はハイクオリティ安彦タッチ、モビルスーツなどのメカ系は上質なCGによって破綻なく表現!
それでね。
オープニングとエンディングがあるんですけど、これがまた、いい!
特にエンディングはワシの涙腺を直撃するのです。
今のエンディングは「水の星へ愛をこめて」のカバー。
ワシが18歳の時の曲。
大坂の地で一人口ずさんでいた懐かしの名曲。
もう泣かないで
今 あなたを探してる人がいるから
おまえに逢いたいよと
嗚呼!次回放送が待ち遠しい!
by matta_no_komeya
| 2019-06-12 22:10
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