2018年 11月 19日
山中節まんじゅう・・・入手
先日の北國新聞で大きく取り上げられて話題になっている『山中節まんじゅう』
どこにも売ってなくて、限られた関係者のみがその実在を目撃したという幻の山中節まんじゅう
それが、目の前にあります。
山中温泉ゆけむり倶楽部プロデュースなのだからメンバーの松田が持ってても不思議は無いだろうと思ってはなりません。
ワタクシ、昨年秋から幽霊メンバーとなり、活動も何もしておらず、当然ながらこの企画には全く関わっていないのです。
一般ピーポーと同じ土俵にいるワタクシがこれを手に入れられたのは、ほんの数日前に製造元の代表さんにお話を伺ったおかげなのです。
「まったくん、あれ作るの大変なんやって。素材にも拘っとるし、紅白なんやけど漉し餡とつぶ餡で分けとるし、菊の花びらも一枚一枚手で並べないかんし、焼き印がまー難しいんやわ」云々・・・。
普段かなりややこしい和菓子を作られているのを知っているので、その話しっぷりからガチのマジでこの『山中節まんじゅう』が高難易度なんだと理解しました。
新聞掲載に関する経緯もややこしかったようで、同情申し上げていると
「もしまた作ることあったら知らせてあげる」
と嬉しいお言葉。
その約束を守ってくれて連絡をいただき、発注の運びとなった次第。
つまり、購入したわけです。
化粧紙をめくるとこんな感じ。
可愛い柄の箱です。
も一つ開けると、山中節に関するミニガイドと饅頭本体!
黄色い菊の花びらがおわかりでしょうか?
今日はもう夜遅いので食べるのは明日の朝にしよう。
菊の花は山中温泉にとって大切な花。
山中温泉に逗留した松尾芭蕉の「山中や 菊はたおらじ 湯の匂ひ」に因んでのことなのでしょうが、
昔はミス山中とでも言うべき女性に菊娘と名付けて観光広報の役目を担ったりしていました。
山中温泉のシンボル的存在の総湯は「菊乃湯」です。
その菊がちりばめられた山中節まんじゅう。
職人が嫌がっても妥協しない想いがそこにあります。
余談ですが、去年のあの娘の髪飾りは三色の菊でした。
隣の娘の髪飾りは石楠花だったりします。
こんなとこにも想いはあったりします。
なんだか、嬉しい山中節まんじゅう。
製造元のお菓子屋さんは大変だと思うけど、色んな所で販売されるといいなと思う。
by matta_no_komeya
| 2018-11-19 23:39
| 山中ごと
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