2018年 08月 24日
平成三十年 山中温泉 地蔵盆
8月24日は地蔵盆
平日だったため開設には参加できず。
合掌する大人たちを不思議そうに見る子供が印象的
近年では新生児の生存率がすこぶる高くなっているので、子を失う親の悲しみや苦しみを語ることはなくなり、物質的にも恵まれ、飢える心配もなく、雨風しのげるだけでない快適な住居に住むのが当たり前となっている現代にあって、信仰というのはどんどん縁遠くなっていくのかなと思う。
だけど、人は死ぬ。
老いも若きも、死ぬのだ。
人間の死亡率は100%。
家族や知人が亡くなるのは辛く悲しい。
自分の力ではどうにもできないことばかりの世の中にあって、いつの間にか動いてくれている心臓や肺臓の不思議に目を向けて、食べ物の一切が命であって、石油さえも太古の命であることに思いを巡らせる時、毎日の生活が愛おしくなるのではないだろうか。

冨士見町
中央で頭を垂れて合掌しているのは6年生のKくん。
宇宙の神秘や世界の不思議に興味津々で感覚も鋭い彼が、この先どのように成長していくのか楽しみ。
地蔵盆
お地蔵様とは?
地蔵菩薩とは?
墓地や参道や辻で六体並ぶお地蔵様は何故六体なのか?
インドでのお名前クシティカルバの意味は?
賽の河原ってどういう所?
どうして般若心経をお唱えするの?
このことについて幼い子供を持つお父さんに少しだけ話をしましたが、何もご存知ありませんでした。
だけど幼いお孫さんをもつ若いお婆さんはご存知でした。
子供との語らいのネタがテレビの娯楽番組由来だけじゃ勿体無い。
もっともっと子供と話そう。
家庭での時間が一番の教育になるんじゃないかと思う。
教え、育む、
そこには商業ベースの思考はいらない。
劣等感と不満だらけの自分だけど、それこそが唯一無二であって、その価値を膨大な方便でもって教えてくれることが信仰なんじゃないかなと思う。
山中温泉地蔵盆、ずーっと続いて欲しい。
by matta_no_komeya
| 2018-08-24 23:36
| 科学忍者隊
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