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カップ焼きそば考~今日の夕飯から

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今日の夕飯はカップ焼きそばです。
本当は、サッポロ一番の塩カルビ味焼きそばが欲しかったんですが、どこにも売ってなくて…

マルちゃんのこれもなかなか美味しかったです(^-^)


味はともかく、いつの頃からか、カップ焼きそばのフタの仕組みが素晴らしい事になってます。

今より随分若い頃、土曜の昼はカップ焼きそばと決めてた時期がありまして、必ず部屋に買い置きがあったのでした。

当時のカップ焼きそばは、プラスチックの薄いフタがついていて、それを開けて具とソースを取り出し、具だけを入れて容器の内側の線まで熱湯を注ぎ、三分たったらお湯を捨て…


ここなんデスよ。


『お湯を捨てる』
この作業がめちゃくちゃ緊張したんですわ。
先にも書きましたが、プラスチックの薄いフタなんです。
その対角に小さな切り欠きが三カ所ほど付いてるのが一般的。
そのどちらも折り曲げて穴を大きくして、片方からお湯を捨て、片方は空気穴として機能させます。

しょせんは三カ所の切り欠きですから、お湯が全て出るには時間がかかり、薄いフタは簡単に熱を指に伝えてきて、火傷しないようにフタの縁を押さえるのですが、指をややこしい形にしないと四カ所以上支持できません。

更に、ただ傾けてお湯が出て行くのを待っていても、湯切りが不十分で、最後にはラーメン職人よろしく豪快に振り下げる湯切りをしたくなるんです。

この時、
ややこしい形の指多点支持がうまくできてないと…




ああっ

思い出しても泣けてくる…


仕上げのソースの封を開け、
箸も水も用意して
湯気に乗る青のりの香りを想像して
週末到来の祝福の鐘『カップ焼きそばのひととき』を目前にして…


軽い抵抗を感じつつ、フタの隙間から、中味が落ちてゆく光景。

あり得ない
ウソだ、ウソに決まっている

ステンレスのシンクから立ち上る湯気と匂い
そして白い麺。

僅かな希望を託し、フタを開けてみるも、そこには僅かにキャベツがくっついているだけ。


ああっ

思い出しても泣けてくる。




きっと、
きっと、
メーカーさんの中に、この悲しみを背負った悲劇の人がいたに違いない。


彼は悲劇の時、何を思っただろう。


なんたる未熟…
もっと技を極めねば…
ザルを使えば良かった…
洗えば食えるよな…
このフタのせいで…
フタのバカヤロー



必要は発明の母というが、怒りも発明の母に違いない。




若者よ

君たちは知らない

今のカップ焼きそばのフタの構造が、数多の絶望と悲しみの末にたどり着いた幸福の翼であることを!


お湯が漏れず
キャベツで詰まってしまうような穴でなく
火傷の心配もなく
最後まできっちり湯切りができる

更にゴミ削減まで成し遂げたのだ。




カップ焼きそば万歳



日本は素晴らしい国だ。

カップ焼きそばのフタを開発した情熱と執念、その根底にあるユーザーへの思いやり。

これこそがMade in Japanの真骨頂ではあるまいか。







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Commented by matta_no_fan at 2011-07-30 01:14 x
そうだそうだ!

こまかすぎて面倒くさくて、ときにはピュッ!と汁がとんで服が汚れてしまう納豆のタレ。
あれをジュレにすることを考えた人も偉いぞ!
思いやりにあふれとる。

しかしカップ焼きそばって、なんであんなに美味しいんでしょう。
ワテクシも大好きですわ~。
Commented by matta_no_komeya at 2011-07-30 16:35
matta_no_fanさま>
おお!激しく同意!
最初はタレが付いてるだけで感動したんですが、やはり開封と投入の失敗が何度もあると・・・
服も汚れますし、すっとんきょうな方向へ飛んでいきますし、入りきらなかったときの薄味がなんともワビシイし・・・
ああ、わかります、わかりますとも。

「カップ焼きそば」ってパソコンで入力すると「カップ屋生そば」になる。
やきそばを焼きそばと変換する頭脳がないことを発見し、驚くと同時に、軽く失笑している自分がいます。

今夜は・・・食べますよ☆
by matta_no_komeya | 2011-07-27 20:28 | 日本ごと | Trackback | Comments(2)

日々の出来事や思う事、感じた事を書き連ねてゆく自分史的徒然Weblogであります。


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