2011年 06月 10日
人間の知恵

私たちの思考は脳がするそうですが、本当にそうなのでしょうか。
よく、人間と動物を比較する時、脳の大きさが取り上げられます。
脳が大きい=知恵が発達=優秀
的な。
しかし、植物を見てると、
本当にそうなんやろか?
と思ってしまいます。
一つの例として、動物が好んで食べる実をつけて、肝心の種子は消化されずに排泄物に紛れて遠方で発芽する、なんて繁殖プログラムは、自分自身と周辺の環境を『自覚』できてないと不可能なはず。
ですが植物には脳がありません。
大きさを云々する以前に、無いのです。
植物は、どこで思考し、どこで知恵を絞っているのでしょう?
不思議でなりません。
写真はウチの紫陽花ですが、茎から出る葉が等間隔で90度ずつ回転した位置になっています。
こうすれば効率よく日光を浴びれるのは明らかですが、紫陽花には脳がありません。
遺伝子でそうなってるにしても、何千年かかったかにしても、脳の無い紫陽花が計画的に自分の体の構造を決めて自覚して遺伝子に組み込んでいく仕業は、本当に不思議です。
脳の無い植物でも、自分の置かれた境涯を自覚して、どうあるべきかを考えて実践していると考えた時、他の動物も分を超えずに、その境涯を全うしていると思えてきます。
犬は人間に育てられても犬にしかなりません。二足歩行したりタバコを吸ったり熱々のラーメンを食べたり会話したりしません。
ですが、獣に育てられた人間は、四つ足で歩き生肉を喰らい、言語を持ちません。
人間って特殊な生き物です。
私は、自分が何者で、どうなるべきか、を強く知りたいと思います。
人間にしかできない目的が必ずあるはずです。
このような事を考えて生きてますと、時として変人扱いされますが、私はそれでも生き方を変える訳にはいきません。
その探求こそが、人間として生まれた事に対する責任だと考えるからです。
何の為に生きるのか?
それを考えないのなら、人間である必要がないとまで思う自分がいます。
やはり変人なのでしょう。
by matta_no_komeya
| 2011-06-10 01:14
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