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ラジオニュース


輸入穀物、主にトウモロコシと小麦が価格高騰しているとか。
その話から国内農業の実情を語っていたが、
「生産コストを大幅に下げないと消費者が要求する価格で提供できない。」といった件があり、妙に引っかかった。

「消費者が要求する…」
それがまず有りきかよ!

消費者って何なのよ!
無尽蔵に金銭が湧く泉を自宅に持つ者の集団か!?
農家の人も消費者ちゃうん?
農協の人も運送屋の人も消費者ちゃうん?
「より良い物をより安く」
の精神は、より良い物は欲しいが自分の銭は出さんぞ的な餓鬼を生み出さなかったか?

大規模専業農家が抱える生産コストと市場価格と収益のアンバランス構造をなんとかしないと日本農業の未来は…
などとほざく前に、
安さこそ正義!とする消費意識をなんとかしようや。
日本産業全体の総和を無視して、消費者という偶像を恐れ媚び諂うデフレーションの持続を受け入れている日本市場をなんとかしようや。

ビジネスセミナーでは、現状に満足するな!と叱咤されるそうだが、現状に満足できないなら未来永劫満足できないんちゃうか?

私は思う。
ちょっと待て、いっぺん現状に満足してみようぜ!
と。

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今日の空は素晴らしく美しかった。
Commented by スプーンおねえさん at 2007-10-12 10:00 x
最近のお米の価格ってど~なってんのぉ~
約20年前よりも安くね???
我が家は食べ盛りなので、大助かりですけど。。。
これって、農家や問屋、小売店が泣いてるんだったら
意味ないじゃん!
コメの消費って大体決まってると思うし~ねぇ~
Commented by matta_no_komeya at 2007-10-13 08:38
20年前は食料管理法が生きてましたから、生産者が直接販売することは禁止されていました。
政府が買い上げて備蓄するシステムは今もありますが、それ以外に民間経路で出回る「自主流通米」でさえ、食糧管理事務所が目を光らせ、自由競争が起きないように見張っていたのです。
政府はわかっていたのです。自由競争を解禁すると価格が下落の一途をたどり、生産農家を苦しめ、ひいては日本農業の崩壊をまねきかねない、ということが。

派手な装飾や過剰に便利な生活はないけど、農産物と豊かな自然に恵まれた「田舎」と呼ばれる地域。
すこぶる便利で刺激的だけど、お金がなければたちまち生きる価値を見失う「都市」と呼ばれる地域。
いま、日本国全体がどの道を選ぶのか迫られているように思います。
by matta_no_komeya | 2007-10-11 18:49 | Trackback | Comments(2)

日々の出来事や思う事、感じた事を書き連ねてゆく自分史的徒然Weblogであります。


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