2014年 04月 27日
隣の牡丹
うちの隣の牡丹が見事に咲いています。
連日の晴れと気温上昇で一気に初夏の様相となりました。
一週間前の側溝清掃の時はまた寒くて、フリース着た上にカッパも着てたのに、今日は丁シャツでも大丈夫なくらい。
花は自分が咲く時を知っているのだろうか?
ただ自然に任せきっているからこそ、こんなにも凛々しく堂々と咲くのではなかろうか。
花は咲き花は散る
なんと潔いことか。
花は人間をせせら笑っているかもしれない
嘘も言い続ければいつか本当になる的な、泣いた子供は餅を多く貰える的な、他人の物も自分の物的な、醜い言い争いに明け暮れる『人間ども』を見て、花は笑う。草木も笑う。
ツバメも蝉さえも笑う。
この星でしか生きられない兄弟が、愚かしい事をと。
おまえたちには目がついていないのか
おまえたちには耳がついていないのか
おまえたちには鼻がついていないのか
おまえたちには口がついていないのか
おまえたちには立派な頭脳があるのに、何に使っているのだ
もう人間なんか滅べばいいよ
万物の霊長が聞いて呆れるよ
地球上で最も愚かで醜い存在じゃないか
大無量寿経には、阿弥陀如来以前に54もの仏があって、全ての仏が人間を救おうとされたものの『あんな連中救える訳がない』と諦めたとある。
邪見驕慢悪衆生
そんな身だからこそ、凛々しく咲く花は憧れる。
潔く散る花には憧れる。
花はだからこそ美しい。
by matta_no_komeya
| 2014-04-27 20:44
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